10万匹がせりに 金魚の初競り 大和郡山
全国有数の金魚の産地、奈良県大和郡山市で、金魚の初競りが行われました。
大和郡山市の金魚卸売センターで行われたことしの初競りには、関西各地から30人ほどの卸売り業者が集まりました。
金魚すくいなどに使われる「和金」や観賞用の「ランチュウ」など11種類、およそ10万匹が出品され、金魚が入った箱が会場を流れる水路に浮かぶ中、業者がじっくりと品定めをして競り落としていました。
センターによりますと、ことしは養殖中に鳥に食べられる被害がひどく、出品数が少なかったため、取り引き価格は例年に比べて1割から2割ほど高かったということです。
センターの植村益忠理事長は、「皆さんにはぜひ金魚をかわいがってほしい」と話していました。
金魚の競りは12月まで行われ、夏祭りのシーズンにかけての4月から8月ごろにピークを迎えます。